SSブログ

ボタニカル‐アート(botanical art) 植物細密画


ボタニカル(botanical)とは「植物学的」という意味
ボタニカルアートは 
ボタニカル(植物)とアート(芸術)を合体させた造語です

ばら.jpg

                The genus Rosa
                    バラ属

ロサ・ラエヴィガータ
別名:鳩谷薔薇(ハトヤバラ)
  
ピンク色の花で、花弁の緑が淡く中心部がやや濃くなっている
「ロサ・ラエウィガータ(ナニワバラ)」より花芯がやや小さいので花びらが少し大きく見える
光沢のある暗緑色の葉で、枝は赤みを帯びている。生育はそれほどたくましくはない
「ロサ・ラエウィガータ(ナニワバラ)」の変種で
和名は苗木の集散地であった武蔵国鳩ケ谷で生産・販売されたことによるといわれている

ボタニカルアートは、写真のなかった時代に植物の形を
正確に記録するために描かれた絵です

山野草や園芸植物等を鉛筆で原寸大にデッサンし
水彩絵の具を塗ってリアルな
アートに仕上げます
ボタニカルアートは植物を精密に描くことが基本

そして、4つの約束事があります

・実物大に描くこと
・背景を描かない
・人工的な物を描かない(植木鉢、花瓶等)
・そして、一番大切な約束事は植物の持つ特性を変えないこと
(互い違いに出ている葉を同じ所から出ているように描いたり)

   ボタニカルアート展 美しく彩色された花の細密画
 
アート展.jpg

開催期間 2月27日(土曜)~3月28日(日曜)
開場時間 AM 9:30 ~ PM 5:30
休   館 毎週月曜 3月2日(火)は館内整理日
主   催 横芝光町教育委員会
会   場 横芝光町立図書館 2Fギャラリー
入場・無料
お問合せ 0479-84-3311(横芝光町立図書館)
芝光町立図書館
〒289-1727
千葉県山武郡横芝光町宮川11,917
TEL 0479(84)3311
FAX 0479(80)3008

<ポスター使用作品>
Hortus Eystettensis
アイヒシュテットの園
ニオイゼラニウム(センテッド・ゼラニューム)
ラテン名:Geranium Batrachioides
英  名:Geranium muscatum in odorum.

ニオイゼラニウムの原種はアフリカ南部に自生している
交配により多くの品種が作られている
ピンク花を中心にホワイト、レッド花がある
花は陽光下でよく咲き香りも強い
香料用としても栽培される。鉢植え・花壇園芸に適する

海外のボタニカルアート興味のある方はコチラをクリック
   [右斜め下]
ボタニカルアート展.jpg




「日本の固有植物」 について



「固有種」とは、特定の地域にだけ生息する生物の事であり、植物に関して言うならば
世界の中で日本国内のみに分布自生する植物のことを意味します
これは、外来種である「帰化植物」とちょうど逆の存在です

「日本の固有植物」は、日本のみならず世界的にも大変貴重な自然遺産です
しかし、実際には、関連図書もほとんど無い状態であり
私達は、自分達が暮らしている国土に存在する固有植物を知る機会を
なかなか持てない状況なのです

<日本植物画倶楽部 企画特集[ 日本の固有植物 ]記事より抜粋>


 

 まつ.jpg


 コウヤマキ(コウヤマキ科)Sciadopitys verticillata
作者  丸山きみよMaruyama, Kimiyo

もくれん.jpg

ホオノキ(モクレン科)Magnolia obovata
作者  宮腰とよ子 Miyakoshi,Toyoko

スイカズラ.jpg


マツムシソウ(スイカズラ科)Scabiosa japonica var.japonica
作者  藤本孝幸Fujimoto, Takayuk


アオイ.jpg


オナガカンアオイ(ウマノスズクサ科)Asarum minamitanianum
作者  塩田玲子  Shiota, Reiko


この4作品は企画特集の作品ですが

他にもすばらしい作品が多数掲載されています

興味のある方はコチラをクリック
     [右斜め下]


ロゴ.jpg



最後にご紹介したいのは
ボタニカルアート【botanical art】 植物細密画
に興味をを持つきっかけとなった作品です

ディオスクリデス『薬物誌』を参考に
イタリアのアーティストと植物学者ゲラルドCibo(1512–1600)が
創造して描いた絵画です

スミレ1.jpg
Viola odorata


この作品を含め20点紹介されています
ボタニカルアートでは無く美しい絵画として
ご覧ください

        コチラをクリック   [左斜め下]

Watercolours from a 16th-Century De Materia Medica
From: British Library (参照は英国図書館)


               [かわいい]
ペダニウス・ディオスクリデス (Pedanius Dioscorides)は
古代ギリシアの医者薬理学者、植物学者である
薬理学と薬草学の父と言われる
ローマ皇帝ネロの治世下の古代ローマで活動した

ギリシア・ローマ世界の至るところで産する薬物を求めて
おそらく軍医として方々を旅する機会があり
その経験を活かして本草書『薬物誌』をまとめた
<wikipediaより抜粋>

画像はなるべく、Wクリックしてご覧くださいね細部まで観察できて感動します [猫]
 


nice!(43)  コメント(34) 

nice! 43

コメント 34

花好き人

ボタニカルアート
精密に描かれた植物画、条件とかがあるのですね
知りませんでした~
今、大人のぬりえというのが流行っていますね
本屋さんでちょっと気になりましたが
私にはそんな時間より野に行ってしまうだろうな~と思いなおしました
絵とか見るのは好きです~

by 花好き人 (2016-01-16 16:44) 

SORI

マリーさん こんばんは
昔の植物図鑑に載っている絵のようです。ボタニカル‐アートと呼ばれているとは初めて知りました。正確に植物の特徴を伝えられますね。
by SORI (2016-01-16 18:21) 

mayu

ボタニカルアート、リアリティありますねぇ。

パソコン、一応治まってます。また何かあるかもしれませんが、今のところは無事です(^^♪
by mayu (2016-01-16 20:17) 

ねじまき鳥

精密に描かれていますね。

by ねじまき鳥 (2016-01-16 22:03) 

あつこ

ボタニカルアート、いいですね~
ステキです~♪
花の絵が好きなので、観に行きたいですわ~
京都でもあるといいけど(^O^)
by あつこ (2016-01-16 22:55) 

すーさん

とても緻密に描かれていて
思わずどこまでも細かく
眺めてしまいますΣ(゚д゚lll)。
by すーさん (2016-01-16 23:40) 

マリー

花好き人さん✿おはようございます♪
今日はこちらも、お日様が隠れていて寒いです~
塗り絵はずっとやっていました、大人向けじゃなく子供用ですが^^;
「大人のぬりえ」 が出始めた時、是非やりたいと思いましたが
利き手に余り力が入らず断念しました。
花好き人さん、雨の日や寒すぎて外にでれない時とか 塗り絵
チャレンジしてみたらいいカモですよ、鳥の図柄とか有ると
楽しそうですね♪ 色鉛筆によって全く仕上がりが違います
でも、良いものは高価すぎます(@_@;)
by マリー (2016-01-17 07:57) 

マリー

SORIさん
ありがとうございます♪
究極の写実ですね、きちんと習わなければ描けません^^

by マリー (2016-01-17 08:08) 

マリー

♥mayuさん ありがとうございます
パソコン良かったです!(=^・^=)♪

♥ねじまき鳥さん ありがとうございます
精密が一番の基本、ベースが無いので習得するのは時間が
かかりそうです^^;

♥あつこさん ありがとうございます
私も行く事は出来ませんが、展示作品の画像をパソコンで
眺めて満足しています♪

♥すーさん ありがとうございます
根の部分とか凄すぎます。でもこの根の部分一番好きなんです!


by マリー (2016-01-17 08:38) 

マリー

cooperさん
tommy_comさん
般若坊さん
寂光さん
(。・_・。)2kさん
nandenkandenさん
いっぷくさん

♥皆さま、お立ち寄り、ありがとうございます (=^・^=)


by マリー (2016-01-17 08:49) 

kontenten

爽健美茶のラベルに『ボタニカルの恵み』って書いてありますが
ズッと・・・何の事やらわかりませんでした(><)
植物の恵み・・・って云うのは変なのでしょうかね^^;Aアセアセ
 さて、七福神巡りの時に使ったカメラですが・・・
SONY NEX-6と云うミラーレスカメラで、レンズは
外猫さん用に望遠レンズ、お寺や風景用にフィッシュアイレンズを
使って撮りました。
ただ、外猫さんに会えなかったので、遠くの仏像を撮ったり
遠くから人物を撮る時に使いました。
ちなみに、フィッシュアイは日本語で『魚眼』
ほぼ地元なので、変わった写真を撮りたくて使ってみました(^^)
by kontenten (2016-01-17 13:32) 

マリー

「植物の恵み」でOKです★
「フィッシュアイレンズ」で撮った写真好きです
ポピュラーなレンズなんですか?
普通の景色が不思議な空間に写っていて
おもしろかったです。『魚眼』ですか~。
情報ありがとうございます<m(__)m>
by マリー (2016-01-17 17:11) 

kontenten

フィッシュアイレンズ、ポピュラーと云えばポピュラーですが・・・
一眼レフやミラーレス一眼の交換レンズには、有るようです(^^)
 『植物の恵み』の件、承知しました。
今度から、そんな事を念じながら頂きます(^^ゞ
by kontenten (2016-01-17 22:21) 

マリー

ぼんぼちぼちぼちさん
ネオ・アッキーさん
空楽さん
みぃにゃんさん
スミッチさん
♥ご訪問頂きありがとうございます♪

by マリー (2016-01-18 04:14) 

マリー

SILENTさん
ありがとうございます♪
東京は雪です、早起きして眺めていました^^
by マリー (2016-01-18 05:15) 

さゆり

おはようございます

ボタニカルアート
初めて耳にした言葉です。
勉強になりました~
私はバラが大好きです♡

どの絵も綺麗ですね。うっとりします。
『花のちから』ってありますね。
だからお花が愛されるんですね。


by さゆり (2016-01-18 09:02) 

マリー

さゆりさん、おはようございます
ありがとうございます ♪
さゆりさんはステンドでお花を表現できるから
羨ましです✿
写真も良いですが、絵にすると不思議ですが
更に美しく感じます^^
by マリー (2016-01-18 10:14) 

みぃにゃん

コメントありがとうございます。そして訪問いただきありがとうございました。こちらこそこれからもよろしくお願いします!!
by みぃにゃん (2016-01-18 16:03) 

amaguri

ボタニカルアート、凄いですね。
精密イラストは写真より判りやすいという事で、コマーシャルとかで盛んに利用されていますネ、時計とか、タイヤとか‥。
ちなみに僕は描けません"(-""-)"。
by amaguri (2016-01-18 17:53) 

マリー

♥みぃにゃんさん
ありがとうございます♪

♥amaguriさん
ありがとうございます♪
ちなみに私も描けません"(-""-)"。

by マリー (2016-01-18 20:46) 

マリー

YellowDogさん
ribonribonさん
syaronさん  初めまして

♥ご訪問頂きましてありがとうございます♪


by マリー (2016-01-18 20:53) 

ぜふ

ボタニカル、アートでなくても好きです^^
八街方面にはときどき行くので時間があったら寄ってみたいです。
by ぜふ (2016-01-18 22:57) 

マリー

ぜふさん
ありがとうございます♪
ボタニカルは昆虫、生き物、人間にとって必要不可欠
壊して欲しくないですね。
by マリー (2016-01-19 10:51) 

ぼっこ

素晴らしいですよね〜
絵が描けない者からすると奇跡のように思えます^^
by ぼっこ (2016-01-19 11:38) 

マリー

✿mituさんお立ち寄り頂きありがとうございます♪

♥ぼっこさん、ありがとうございます♪
 ほんとに、人の手の成せる業とは思えませんね。
 でも、ぼっこさんもそうですが、ソネブロさんの多くの
 方々のおかげで、 ドキドキするような本物の花や木々
 が見れて幸せです。
by マリー (2016-01-19 14:42) 

g_g

ボタニカルアート、自分にはこの様は才能がないので見入ってしまいました。ボタニカルアート二は背景がないことや同じ大きさに
書く決まりがあったんですね。
by g_g (2016-01-20 09:14) 

マリー

g_gさんたちは「写し撮る」という素晴らしい方法が
あるじゃないですか、こちらは「描き録る」ですね
どちらも出来ないので、眺めて癒されてます✿


by マリー (2016-01-20 10:25) 

うさこ

素敵ですね~
以前 ルドゥーテ展行きました♪絵をお家に飾ってまーす(^o^)
by うさこ (2016-01-20 11:31) 

マリー

うさこさん
ありがとうございます♪
ルドゥーテ展行かれましたか♪羨ましいです✿
「ルドゥーテ2016年バラの香り付きカレンダー」出ましたが
ちょっと悩んで止めました、絵は素晴らしいですが
香りは届くまで解りませんから^^;
「女の子との会話」微笑ましかったですよ^^
by マリー (2016-01-20 12:18) 

マンチカン72☆

ボタニカルアート初めて知りました!
ボタニカルアート自体は好きで見たことありましたが、名称とルール知らなかったので面白く読ませていただきました。
きれいですね。最後のは根っこが足や翼のようで楽しいですね!
by マンチカン72☆ (2016-01-20 23:46) 

マリー

マンチカン72☆さん ありがとうございます♪
「根っこが足や翼のよう」 そうですね!
マンチンカンさんに云われて、そう気づきましたー✿
by マリー (2016-01-21 10:01) 

マリー

Mariさん
お立ち寄り頂きありがとうございます♪♪

by マリー (2016-01-21 15:49) 

Inatimy

花のキレイな時を描いたものが多いけれど、
クレマチスみたいに花が咲いた後の姿も面白い植物がたくさんあるから、
そういう姿ももっともっと主役級になって描いて欲しいところ^^。
by Inatimy (2016-01-21 18:11) 

マリー

Inatimyさん、ありがとうございます♪
クレマチスのポタニカルアートたくさんありますが
残念ながら、皆さん✿の美しい時期が殆どです
Inatimyさんの仰る通り、実が熟した後の姿が面白い植物ですね!
定番のモノしか知識になかったので、種類の豊富さにもびっくりしました。✿の終わった後の姿、そのような姿はポタニカルの括りでは無く絵画として描いてる方は多いかと思います
Inatimyさんのように写真の被写体として撮ってる方も
いつも、素敵な写真楽しみに拝見しています♪

by マリー (2016-01-21 21:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

花田少年史 和紙 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。